「おしえて!かくれ脱水委員会」の取り組み  熱中症予防声かけプロジェクト

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賛同会員からの活動報告
2012.07.09

「おしえて!かくれ脱水委員会」の取り組み


 脱水状態は、「体内の水分が3%失われただけでなってしまう」ってこと、知ってましたか? とくに夏の場合は「のどがかわいたな」と感じたときは、もう軽い脱水状態。熱中症の危険が高い状態。カラダのサインを逃したり、がまんしがちな高齢者は、まわりが気づいてあげることが必要です。
 
「教えて!かくれ脱水委員会」(http://www.kakuredassui.jp)は
そんな”かくれた脱水“状態をもっとわかりやすく知ってもらいたいと
いう思いから立ち上がりました。

兵庫医科大学小児科学教授の服部益治先生を委員長、神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科教授の谷口英喜先生を副委員長に、各地で講座を開き、“かくれ脱水”、つまり熱中症対策の知識の普及に努めています。

教えて!かくれ脱水委員会のWebサイトでは、たとえば東京の熱さ指数が28℃になったときに更新される「所さんのこいつは熱いぜ!」など、Webサイトでのコンテンツ展開も充実。楽しく、わかりやすい普及啓発に力をいれているのです。そんな委員会が推奨しているのが、経口補水療法。

脱水の症状は、実は夏バテと似ています。二日酔いのときの、頭がぼーっとする、だるいも脱水症状のひとつです。しかし、すぐに病院に行こうとはなかなか思わないものです。

そんなときに役立つのが経口補水療法という治療法。その治療法はカンタン、水・塩分・糖類を含む補水液を飲むだけ。1日500ml摂取を2日間続ければ、症状をある程度回復することができます。

元々、経口補水液は東南アジアでコレラが流行ったときに作られました。医療機関が充実していない環境で、点滴液や体液とほぼ同じ成分の補水液を患者に飲ませたことが始まりです。2010年の猛暑の夏、ひとり暮らしの高齢者の多くが熱中症で運ばれました。独居の高齢者が多い新宿区都営戸山ハイツも例外ではなく、ひとり暮らしのために発見が遅れ、その症状は後遺症が残るほど深刻なものでした。

なんとか対策はできないものか。そこで2012年7月、高齢化が50%にも達する戸山ハイツ内に、学校の保健室のように困りごとを専門家に気軽に相談できる「暮らしの保健室」がオープン。熱中症対策や経口補水療法の講座などの活動を行ったところ、ずいぶん被害が減少したそうです。非常に役立つ補水液。注意したいのは、飲んで「おいしい」と感じたとき。体が「水分が足りない」と危険信号を出しているから、美味しく感じるのです。

かくれ脱水は、特に高齢者が要注意。加齢とともに感覚が鈍り、温度調整や水分補給のタイミングに気づきません。遠くにいる高齢者にも電話で「今日は暑いから、エアコンつけてね」などと声をかけることが大切です。

日本の夏を健やかに、快適に。「教えて!かくれ脱水委員会」と熱中症予防声かけプロジェクトは、同じ目的に向かって、協力していきます。


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