スポーツ・運動時の注意 熱中症予防声かけプロジェクト

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スポーツ・運動時の注意

スポーツによる熱中症は、暑ければ、個人の条件や運動の方法次第で、誰でも、いつでも発生する恐れがあります。ただし、正しい知識に基づいて予防をすれば防げるものです。一方で、一度事故が起こると、指導者は管理責任を問われます。また、死亡事故に至らなくても、熱中症になると、しばらくはスポーツ活動を休まざるを得なくなり、トレーニングの面からもマイナスになります。

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熱中症になりやすい環境


梅雨の中休みや梅雨明け時など、急に暑くなったときに多く発生しています。屋外だけではなく室内でも起こるおそれがあります。それほど気温が高くなくても湿度が高い場合は発生します。

熱中症になりやすい健康状態



風邪気味など体調不良時は注意が必要です。下痢などで脱水状態時は特に危険です。お酒をたくさん飲んだ翌日、朝食を抜いている、寝不足も熱中症になりやすくなります。
また、内服薬によっては、利尿作用があったり、発汗・体温調整を妨げる作用をもつ薬があります。糖尿病や腎疾患など特定の疾病も、脱水状態を生じやすくなったり、塩分不足になることがあります。また、暑さの耐性には個人差があり、肥満傾向の人は熱中症のリスクが高くなります。
※持病や投薬と熱中症との関係は、かかりつけの医師の指示を仰いてください。

熱中症になりやすい典型的なスポーツ・運動


ランニングやダッシュの繰り返しで多く発生しています。防具や厚手の衣服を着用するスポーツ(ラグビー、柔道、剣道等)でも起こりやすくなります。また、休み明けや合宿の初日などにも多く見られます。



直射日光の下で、長時間にわたる活動はさける

35度以上の環境下では、運動は原則中止です。
熱中症は、10時から16時の間に多く発生していますが、暑い季節は、 朝や夕方でも熱中症が発生することがあります。
運動レベルと暑さの関係は、「熱中症予防のための運動指針」を参考にしてください。


急に暑くなったときは、危険

梅雨の中休みや梅雨明 けなどに急に暑くなり、体が暑さに慣れていないときに多く発生します。5月や6月でも発生します。また、9月以降にいったん涼しくなった後の暑さのぶり返し時も気をつけましょう
暑さに慣れるまでの1週間くらいは、短時間で軽めの運動から始め、徐々に慣らしていきましょう。


体を暑さに馴らすポイント

トレーニング期間の初めから、トップギアに入れないこと。
気温が高い時には、運動量や運動の継続時間を調節する。
トレーニングは体力の低い人を基準にする
汗で失った水分と塩分を補う。
体が暑さに慣れてくると汗の量が増えるので、水分や塩分の取る量を増やす。



こまめな水分補給

選手や参加者の判断に任せず、こまめにしましょう。
飲料は、0.1~0.2%の塩分を含んだものが有効です。スポーツドリンクの場合は、100ml中ナトリウムが40~80mg含有されているのが目安です。
運動量が多い場合は、適度な糖分を含んでいる方が疲労回復に役立ちます。
飲料の温度は、5度~15度が望ましいです

服装に気をつける

できるだけ薄着で、吸湿性や通気性の良い素材のものにしましょう。 
屋外での活動時は、帽子をかぶりましょう。
防具を つけるスポーツ(剣道、アメリカンフットボールなど)では、休憩中に防具や衣服を緩め、できるだけ熱を逃がしましょう。

適切に休憩を取る

30分に一度程度が目安です。
休憩は、「上昇した体温を下げる」「水分の補給をする」の2つの目的を意識しましょう 運動量や気温・湿度を考慮して、とりましょう。
ウエアーを変えたり、冷えたタオルで体を拭くことも、体温を下げることに寄与します。
休憩は風通しが良い、日陰でとりましょう。



個人差・体調を考慮する

体力のない人、肥満の人、暑さに慣れていない人は熱中症を起こしやすいです。
特に肥満の人は熱中症の危険が高いので、注意が必要です。
下痢、発熱、疲労など体調の悪いときも熱中症を起こしやすくなります。
熱中症の発症に影響を与える恐れのある疾患は、糖尿病、高血圧症、心疾患、腎不全、精神・神経関係の疾患、広範囲の皮膚疾患などがあります。

活動前に健康状態を確認する

体調の悪そうな選手・参加者がいないか注意しましょう。

活動中も健康観察を行う

注意深く観察し、不測の事態に備えましょう。

不調を感じたら申し出て休むように習慣付ける

体調不良を訴えたり、相談できる雰囲気を作りましょう 選手や参加者も、我慢をせずに不調を伝えましょう。

具合が悪くなったら早めに対応する

緊急時のために、応急手当の研修や病院等への連絡体制を整えておく。