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農作業時の熱中症予防

この夏、熱中症予防声かけプロジェクトと農林水産省が一緒になって全国に農作業時の熱中症予防を呼びかけます。

ポスターは、全国のJA、農協
その他各所でご覧になれます

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農作業時には熱中症に
注意しましょう!

農作業時に覚えておきたい、
熱中症対策3つのポイント

出かける前にできること

①天気や気温を確認する

出かける前にかならず天気予報を確認しましょう。 急に暑くなる日は熱中症の危険が高くなります。 梅雨明け直後など、体が暑さに慣れていない時期は、特に注意が必要です。
風が弱い日や、湿度が高い日は熱中症にかかりやすくなります。

②体調をチェックする

風邪や二日酔いなどの体調不良時や、朝食を抜いている時も熱中症の危険が高くなります。 ただでさえ、暑さによる夏バテや寝不足で体力が奪われる時期です。 作業時間を減らす、負荷の軽い作業にする、作業を取りやめるなどして下さい。 無理は禁物です 。

③涼しい服装を選ぶ

日差しを遮り、汗を逃がしやすい服装にしましょう。 つばの広い帽子、綿や麻などの自然素材、スポーツウエアなどに使われる吸汗・速乾性に優れた素材の服がオススメです。 やむを得ず、熱がこもる服装をする時は、涼しい日や時間帯を選ぶ作業時間を短くするなどしましょう。

作業中にできること

①作業時間を工夫する

農作業は同じような姿勢でいることが多くなります。 屈伸運動するなど、こまめに全身を動かしましょう。 また、長時間の作業を避け、こまめに日陰で休憩を取るようにしましょう。
出来れば二人以上で作業を行い、体調不良時は我慢せず不調を伝えましょう。

②作業の仕方に気を付ける

朝夕の涼しい時間帯に作業を行うようにしましょう。 やむを得ず暑い時間帯に作業をする時は、休憩をこまめにとり、作業時間を短くするなど、工夫をするようにして下さい。 また、作業を始めた初日は、作業時間を短くし、負荷の低い作業を行うようにしましょう。

③水分をこまめにとる

水分補給をこまめにしましょう。 草むしりや収穫作業など、それほど体を動かさない作業でも知らず知らずのうちに汗をかいています。 特に、高齢者は水分不足や暑さを感じにくくなっているため、喉が渇く前に積極的に水を飲みましょう。 大量に汗をかく場合は、スポーツドリンクなどで塩分も補いましょう。

④作業環境に気を配る

ハウスや畜舎など気温が上昇しやすい施設内での作業は、風通しをよくしましょう。 室内の換気をして、熱がこもらないようにしましょう。 節電を意識するあまり、健康を害することがないように。 休憩場所として、作業場所の近くに風通しが良い日陰の場所を確保するのもオススメです。

もし具合が悪くなったら

①自覚症状

ズキンズキンとする頭痛やめまい、吐き気、立ちくらみ、倦怠感などがあげられます。 また、暑い場所にいるにもかかわらず全く汗をかかない、皮膚が乾燥している、触るととても熱をもっている、などの症状があったら危険信号です。

②涼しい場所に避難

風通しのよい日陰や、できればクーラーが効いている室内などに避難させましょう。

③服を脱がせて、とにかく冷やす

衣服を脱がせて、体から熱が逃げるのを助けます。 露出した皮膚に水をかけ、うちわや扇風機などであおぐことで体を冷やします。 氷のうなどがあれば、 それを首すじ、脇の下、大ももの付け根、股関節あたりに当てることも有効です。

④水分・塩分の補給

冷たい飲み物は胃の表面で熱を奪ってくれます。
塩分も適切に補えるスポーツドリンクなどが最適です。
意識がはっきりしない時には、誤って水分が気道に流れ込む可能性があり、また、飲ませても吐く場合は無理に水を飲ませないようにしましょう。

⑤医療機関に連絡・搬送

意識がない、自分で水を飲めない時は、緊急で医療機関に搬送することが最優先の対処方法です。 119番など救急隊を要請しましょう。
その場合でも救急隊の到着前から冷却を開始することが重要です。