~広げよう、熱中症予防声かけの輪~ 熱中症予防 声かけプロジェクトキックオフミーティングが開催されました。  熱中症予防声かけプロジェクト

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新着情報
2011.06.08

~広げよう、熱中症予防声かけの輪~ 熱中症予防 声かけプロジェクトキックオフミーティングが開催されました。


2011年6月8日に、官と民が共同で熱中症予防を呼びかけていく国民運動のキックオフとして、「熱中症予防 声かけプロジェクトキックオフミーティング」が開催されました。

まず始めに、熱中症予防声かけプロジェクト実行委員長の井手迫義和氏から挨拶がありました。「この熱中症予防のような国民運動を開始するのは、まず昨年の熱中症の被害が多く、5万人を超えたからです。この数字は、2009年の4倍以上、2003年の2倍以上で、特に65歳以上の高齢者の方が救急搬送されることが多かったのです。最大の原因は去年の夏が暑かったからです。最新の予報では昨年度程は暑くないという気象庁発表ですが、今年は節電という環境下でどうやって熱中症を防ぐかが課題です。節電のためエアコンに頼らないという無理をしてしまうと、熱中症が増えてしまうかもしれません」と話し、(1)温度に気を配る(2)飲み物を持ち歩く(3)休息をとる(4)栄養をとる(5)声をかける、という5つの“声かけ”を表明しました。最後に、「命を守る運動です。多くの方に参加頂き、今年の夏の熱中症被害が、少しでも少なくなるようにできたらいいと考えています」と結びました。

次に、熱中症予防声かけプロジェクトの賛同人の中から、樋高剛環境大臣政務官、女優の高畑淳子さん、サッカー元日本代表でサッカー解説者の松木安太郎さん、「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」オーナーシェフの落合務さん、気象予報士でNHKニュース7気象キャスターの岡村真美子さんの5名の賛同人が登壇しました。
樋高剛環境大臣政務官は、「みなさんと一緒に、命を救う国民運動を盛り上げていきたいと思います」と話され、次の松本龍環境大臣からの書簡を代読されました。「今年の夏、政府は節電の取組をお願いしていますが、一方でこれに伴って熱中症が増えることはあってはならないことだと思っています。熱中症はきちんと対処すれば必ず予防できます。環境省では熱中症の正しい知識の普及のため、様々な取組をして参りました。このような中、民間と行政が一体となって熱中症予防を呼びかけるこの取組は非常に重要だと考え、私も賛同し、環境省としてもこのプロジェクトに参加することとしました。企業や自治体の皆さまには、声かけの輪の中心となっていただけるよう、ぜひこのプロジェクトに参加頂きたいと思っています」
次に高畑淳子さんが、「昨日私は風鈴を出しました。朝顔の種も緑のカーテンにするつもりで植えています。自分のできる熱中症対策をしつつ、節電をしつつ、自分が変われば日本が変わると信じつつ、皆さまにもこの考え方にご賛同頂き、輪を拡げて少しずつでも日本が変わっていければといいなと思っています」と話されました。
松木安太郎さんは、「熱い解説者の松木安太郎です。熱いとか熱中するとか大好きなんですが、『症』がつくと危ないですね。スポーツ選手は試合の前に、(熱中症対策の)準備が必要です。サッカー選手のように声かけなどの早めの準備が必要なんです」と話されました。
落合務さんは、「皆さん知っていました?イタリアには冷たいパスタは無いんです。あれは日本人が考えました。でもいいじゃないですか、美味しいんですから。冷たいパスタは体温を下げるといいます。私は料理人ですので、食べることは基本と考えます。バランスの良い食事を摂って、体を丈夫に保つことは大事です」と話されました。
岡村真美子さんは、「気象予報士としましては、去年の酷暑が印象深いです。今年は、去年ほどの猛暑にはならないとしても、暑い夏が東日本、西日本で予想されています。今年は節電もあり、エアコンの不使用による熱中症の心配がありますので、こういった声かけプロジェクトは大事だと思います」と話されました。

続いて第二部では、「熱中症予防セミナー」が開催されました。
パネリストは、一般社団法人日本介護支援専門員協会副会長の森上淑美さん、昭和大学総合診療部(ER)小児科の森田幸次さん、筑波大学大学院人間総合化学研究科スポーツ医学専攻講師の渡部厚一さん、日本生気象学会熱中症予防研究委員会委員で至学館大学教授の朝山正己さん、信州大学大学院医学系研究科教授の能勢博さん、環境省総合環境政策局環境保健部環境安全課課長補佐の本間政人さんの計6名です。加えて、プロジェクト実行委員長の井手迫氏がモデレーターを務めました。

まず始めには、世代や状況による具体的な熱中症対策について3人の先生から詳しい話がありました。森上淑美さんは、ケアマネージャーの立場から高齢者の熱中症予防の必要性について話され、森田幸次さんは小児科医の立場から、子どもの熱中症予防の必要性について話されました。森田さんは「子どもの死因の1位は、不慮の事故です。でも不慮の事故を減らしたい、ゼロにしたいんですね」と仰って、熱中症対策の必要性を訴えました。渡部厚一さんは「スポーツと熱中症」をテーマに、水分補給の必要性などについて話されました。

次に、この熱中症に対してどう対処していけばいいのかというポイントについて、3人の先生から話がありました。朝山正己さんは、「節電化の熱中症予防のための緊急提言」の内容紹介を行いました。能勢博さんは「暑さに強い体を作る」ことをテーマに、本間政人さんは「暑さ指数」について等の環境省の取り組みについての説明を行いました。

この後それぞれの先生方の立場から意見交換がなされ、最後にモデレーターの井手迫氏から、「今日は本当に多くの情報を得られたと思いますが、本日参加された皆さんがより多くの人に(本日の内容を)伝えていくことが重要と考えます。知りえた情報を、人から人、人から企業、企業同士、そして官と民が一体となって声をかけあう社会を作ることで、熱中症の被害を減らすことができればいいと思います」と結びました。


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