熱中症を学ぼう!

いつなるの?

暑いとき

熱中症は、気温が高いことなどで、身体の中の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れたり、体の調整機能が正常に働かなくなることによって引き起こされます。
人の身体は、常に熱を作り出す一方、汗をかいたり、皮膚から熱を逃がすことで、体温の上昇を抑えています。

このような体温の調節機能がうまく働かず、体内に熱がこもり、体温が異常に上昇すること熱中症はで起こります。
重症化すると死に至る可能性もありますが、正しい知識と適切な行動で防ぐことができます。また、応急処置を知っていれば、命を救うこともできます。

湿度が高いとき

気温が低くても、湿度が高いと、汗が蒸発しにくくなり、熱中症への危険が高くなります。例えば、気温が25度以下でも、湿度が80%以上ある時は注意が必要です。

日差しが強いとき

晴れた日は、直射日光や地面からの照り返しが熱中症の危険を高めます。大人に比べて地面近くにいる子供やペットは、照り返しにより特に高温にさらされる危険があるので注意が必要です。照り返しはコンクリートやアスファルトでは強く、芝生や土では弱くなります。

風が弱いとき

風が弱い時は、汗をかいても体にまとわりついて蒸発しにくくなり、体温を下げる効果を弱めてしまいます。熱が体にこもりやすくなるので危険です。

「暑さ指数」が高いとき

「暑さ指数」とは、気温と湿度と輻射熱を組み合わせた指標で、専門的にはWBGT(湿球黒球温度)と呼ばれるものです。「暑さ指数」は、気温だけよりも熱中症発生の目安となります。熱中症の予防情報はこの暑さ指数をもとにしたものです。

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