実行委員からのメッセージ 熱中症予防声かけプロジェクト

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実行委員よりご挨拶

実行委員長からのご挨拶


三宅 康史

実行委員長
帝京大学 医学部 教授

このプロジェクトにかかわって6年、昨年からは実行委員長も拝命し、多方面に向けて“わかりやすい”熱中症予防の声かけ運動を広めていきたいと考えています。診療データを調べてみると、ここ5年、熱中症患者さんの重症者の割合は、少しずつですが改善してきています。温暖化、高齢化が進行しているにも関わらず、です。これも、各方面の皆さんの地道な努力の積み重ねの結果です。それを見つけ出して光をあて、応援していくのがこのプロジェクトの重要な役割です! 
ご高齢の方や、働き盛りの勤労者の皆さん、スポーツにいそしむ若人も、「まさか自分が熱中症になるなんて…!!」ということにならないよう、お互いに声をかけ合って日本の夏を乗り切っていきましょう。2020年夏の東京オリンピック・パラリンピックもあっという間です。観戦に訪れる外国の方々が熱中症にかかることなく日本を楽しんでもらえるような工夫もしていきたいと考えています。

相原正道

大阪経済大学 人間科学部 准教授
大阪府市都市魅力戦略推進会議委員兼スポーツ部会長

一昔前まで、「部活動中に水を飲むな」と指導されていました。今、思えば、とんでもない指導をされていたものです。
ヒートアイランド現象を今すぐに止めることはできません。でも、熱中症は正しい知識を身につけていれば未然に防ぐことができます。スポーツをする人だけでなく、日本中のみなさんが健康な社会生活を営まれることに少しでも貢献できればと考えております。
スポーツが熱中症予防に貢献できることを改めて模索するために、ますは私自身が“ひと涼み”してみます!


石丸泰

一般社団法人環境情報科学センター(CEIS)調査研究室長

寝苦しい熱帯夜で寝不足、夏の太陽がじりじりと照り付ける交差点での信号待ち、もうクラクラして倒れそう!
人は体温を一定に保つというすばらしい機能を持っています。しかし、寝不足で体温調節が十分に働かず、交差点のような厳しい暑熱環境下では、人の体温は上昇してしまいます。
環境情報科学センターは「環境」と「健康」に関する様々な調査や研究を通じて、科学的な情報を分かりやすく伝え、快適で健康的な環境づくりを支援しています。声かけプロジェクトでも「へぇ~、そうなんだ。気を付けなきゃ!」と感じてもらえる声かけができるよう、微力ながら協力させていただきます。

日下博幸

筑波大学 計算科学研究センター 准教授

筑波大学日下研究室では、これまで岐阜県多治見市、埼玉県さいたま市、埼玉県熊谷市、茨城県つくば市などで、気温観測や人が暑さをどう感じるか?などを調査してきました。

最近は、暑さをどうやわらげることができるのか?という問いに答えるために、スーパーコンピュータを用いた数値シミュレーションによって調査しています。また、2050年代、2070年代、2090年代の東京、大阪、名古屋の熱環境がどうなるか?などの予測も行っています。

これらの経験を活かし、気象学・気候学の専門家の立場から、このプロジェクトに貢献できればと思っています。

大聖泰弘

早稲田大学理工学術院 教授

私が子供の頃の夏休み。炎天下、虫を取り、海や川で泳ぎ、そして白球を追った日々。赤黒く日焼けしてひりひりする腕と肩。縁側で夕涼みしながらかぶりつく西瓜。そして窓を開け放ち蚊帳の中でぐっすり眠る夜。そんな大家族で暮らした頃、熱中症はありませんでした。そして今、すべてが便利になり合理化された一方で、自然から隔たった生活や一人暮らしのなかで熱中症が起きています。でももう昔の生活には戻ることはできません。無理なく涼しく過ごせる新たなアイディアをみんなで持ちより、それを拡げていきましょう。

登内道彦

一般財団法人 気象業務支援センター 配信事業部 部長

毎年夏になると、熱中症の発生がマスコミで取り上げられます。全国的に暑い夏となった2010年や2013年だけでなく、毎年、熱中症による多くの搬送者があります。「猛暑日」(最高気温が35度以上の日)や「熱帯夜」(最低気温が25度以上の日)の増加など、ますます日本の夏は過ごしにくくなっていますが、この暑い夏を、安全に、快適に、できれば楽しく乗り越えてゆかなくてはなりません。このプロジェクトをとおして、「暑さに負けない健康な体づくり」、「暑さを避けて快適に過ごす工夫」、「熱中症になりやすい方に声をかけて一緒に夏を乗り越える取り組み」などに参加する方が少しずつ増え、暑い夏が、少しずつ快適で楽しい夏となることを、期待しています。

行木美弥

環境省 水・大気環境局 大気生活環境室 室長

環境省では、熱中症についての科学的知見や各地の暑さ指数(WBGT)の測定・予測値の公表等により、暑さ対策に関連する情報を発信して参りました。特に近年は熱中症による被害が顕著とおり、とりわけ高齢者の方々に熱中症を予防するための情報をきめ細かくお伝えするような取組が重要と考えています。
本プロジェクトに多くの方にご参加いただくことによって、この夏を乗り切る効果的な熱中症予防の取組が全国で広がることを強く期待しています。

渡部厚一

筑波大学体育系准教授

私はスポーツ現場でスポーツドクターという立場で仕事をしておりますが、スポーツ活動中の健康管理で最も重要なものに「熱中症」があげられます。スポーツ活動中には当然ながら、予期できないけがや疾病もありますが、「熱中症」は、その知識を身につけ少し工夫をすれば自分自身で未然に防ぐことができると思います。一方、状況によっては迅速な医療処置が必要であり、命にかかわることを知っていなければなりません。水泳の大会でも「熱中症」があるように、意外なところ、身近なところに「熱中症」は出没します。まずは、ひと涼みしよう!そして、スポーツに"熱中"しましょう!

実行委員は氏名の五十音順とする