
実行委員長
国際気象放送協会(IABM)アジア代表理事、
気象予報士
熱中症は防ぐことができる自然災害。
ただ、その背景にはヒートアイランド現象、気候変動だけでなく、少子高齢化社会、地域コミュニティの崩壊など、
日本がかかえる様々な社会課題が存在しています。
熱中症対策を通して、その社会課題の解決にも貢献できればと思います。
筑波大学特任教授
日本アンチ・ドーピング機構会長
日本オリンピック委員会理事
元・東京オリンピック・パラリンピック招致委員会事務総長
熱中症は、これまで高温環境における労働や運動などで多く発生していましたが、昨今の猛暑により、発育途中の子どもや体力が衰え始めた高齢者にも熱中症被害が増大しています。
熱中症は、水分をとること、部屋を涼しくすること、休息をとること、栄養を摂ることで防げる気象災害です。
熱中症にかかる人をなくすために、「ひと涼み」という日本らしい習慣を世の中に広げていくプロジェクトがはじまりました。
「ちょっと、ひと涼みしませんか」と声をかけあうゆとりと気遣いが、熱中症から人の命を救うことになります。
福山大学 経済学部准教授
一般社団法人日本トップリーグ連携機構
トップレベルスポーツクラブ
マネジメント強化プロジェクトメンバー
一昔前まで、「部活動中に水を飲むな」と指導されていました。今、思えば、とんでもない指導をされていたものです。
ヒートアイランド現象を今すぐに止めることはできません。でも、熱中症は正しい知識を身につけていれば未然に防ぐことができます。スポーツをする人だけでなく、日本中のみなさんが健康な社会生活を営まれることに少しでも貢献できればと考えております。
スポーツが熱中症予防に貢献できることを改めて模索するために、ますは私自身が“ひと涼み”してみます!
筑波大学 計算科学研究センター 准教授
熱中症の予防は大変重要だと思います。今後も温暖化が進行していくと予測されていることを考えると、このような取り組みは今後ますます重要になっていくと思います。
猛暑・ヒートアイランド・温暖化の研究にたずさわる者の一人として、少しでも貢献できればと思っています。
早稲田大学 大学院 環境・エネルギー研究科 科長 教授
私が子供の頃の夏休み。炎天下、虫を取り、海や川で泳ぎ、そして白球を追った日々。赤黒く日焼けしてひりひりする腕と肩。縁側で夕涼みしながらかぶりつく西瓜。そして窓を開け放ち蚊帳の中でぐっすり眠る夜。そんな大家族で暮らした頃、熱中症はありませんでした。そして今、すべてが便利になり合理化された一方で、自然から隔たった生活や一人暮らしのなかで熱中症が起きています。でももう昔の生活には戻ることはできません。無理なく涼しく過ごせる新たなアイディアをみんなで持ちより、それを拡げていきましょう。
株式会社イレブン 代表取締役社長
ヒートアイランド現象や地球温暖化による影響として、熱ストレスの増大が指摘されています。
従来、熱中症は、多くは高温環境下での労働や運動で発生していましたが、最近では日常生活においても発生が増加しています。又、体温調節機能が低下している高齢者や体温調節機能が十分に発達していない小児・幼児は、成人よりもリスクが高く、更に注意が必要です。
熱中症は、症状が重くなると生命に危険が及ぶこともありますので、より多くの方々に適切な予防法を知ってもらうように、啓発活動に取り組んで行きたいと思います。
株式会社柴田書店 代表取締役社長
東日本大震災による電力不足が全国的に拡大する見通しとなりました。クーラーの抑制をはじめ国民が多大な不便を強いられるのは確実で、熱中症対策はこれまで以上に重要な問題となっています。
私どもは飲食業、宿泊サービス業向けに特化した出版社として、さまざまな情報提供を行なってきました。飲食店やホテル・旅館は、それを利用していただくこと自体が熱中症予防につながるビジネスでもあります。
私どもがこれまで蓄積した情報や、業界内で培ったネットワークを生かして、このプロジェクトに微力ながらも貢献できればと考えています。
昭和大学医学部准教授
日本救急医学会では、2006年、2008年、そして猛暑となった2010年の夏に、全国の救命救急センターを中心に熱中症患者に関する実態調査(日本救急医学会HP>熱中症に関する委員会)を行ってきました。
その中でも、日常生活中に熱中症に陥る方々の特徴として、高齢者、1人暮らし、日常生活レベルの低下などが認められます。熱中症は予防できる病気ですので、家族、近所の方々、行政などが協力して猛暑日の続く日中に、声をかけて様子を見ることは非常に効果的です。
医学的な視点からこのプロジェクトのお役に立ちたいと考えています。
映画プロデューサー、文化学園大学・大学院 特任教授
東京の築地で生まれ育った僕にとって、「ひと涼みしよう!」という声かけは、子供の頃より当たり前のように行われていた。路地裏には縁台が並び、お年寄り達は浴衣やすててこ姿で将棋や囲碁を楽しみ、子供達は大きなたらいに水を張り、水鉄砲などの水遊びに興じていた。時折り、僕の祖母が子供達を集めては、瑞々しい西瓜を振舞ってくれた。下町ならではの情景だが、家族やご近所がコミュニケーションをたっぷり取っていたお蔭で、都会に居ながら「熱中症」を自然に予防していたわけだ。
このプロジェクトの発足にあたり、あらゆるメディアを通じて「声かけの習慣」「町ぐるみの避暑地化」「日本的なライフスタイルの見直し」を率先して提唱したいと思っている。
一般社団法人日本介護支援専門員協会 副会長
高齢になると、環境変化に対する調節が難しくなります。暑い夏に、体内に水分が足りなくなっていてものどの渇きを感じないなど、自分の体の変化に気づかないことがあります。のどの渇きを感じなくても十分に水分を取ること、汗を多くかいたら水分とともに塩分も補給することなど、熱中症予防のために意識をして生活しましょう。
また、十分な睡眠と栄養をとって体調を整えること、涼しい環境で生活をすることも大切です。高齢者の周りの人たちの声かけや配慮も、熱中症予防に役立ちます。
日本大学文理学部地球システム学科教授
このたびは実行委員へお誘いいただき,ありがとうございました。熱中症は社会問題としてクローズアップされており,大変重要なテーマだと思います。大学が新宿副都心にほど近い世田谷区という地の利を活かして,微力ながらも当プロジェクトに参画させていただきたいところです。学内でヒートアイランド関係プロジェクトも進行中で,相互補完的に進められれば幸いです。例えば,臨海ビル群の形成と海風の弱化,それに伴う都市内大気の滞留と気温の上昇,熱中症危険度の増大,くわえて人のみならず犬の熱中症も大切なテーマであると認識しております。
環境省 水・大気環境局大気生活環境室室長補佐
環境省では、これまで、関係省庁と連携しつつ、熱中症についての科学的知見や関連情報を紹介する熱中症環境保健マニュアルの策定や、各地の暑さ指数(WBGT)の測定・予測等により、国民の皆様への普及啓発を図ってきたところです。特に近年は熱中症被害が顕著になっており、とりわけ高齢者の方々に熱中症を予防するための情報がきめ細かく伝わるような新たな幅広い取組が必要と考えています。
本プロジェクトへの多くの方の参加・賛同によって、この夏を乗り切る効果的な熱中症予防の取組が全国で広がることを強く期待しています。
筑波大学大学院人間総合科学研究科スポーツ医学専攻講師
私はスポーツ現場でスポーツドクターという立場で仕事をしておりますが、スポーツ活動中の健康管理で最も重要なものに「熱中症」があげられます。スポーツ活動中には当然ながら、予期できないけがや疾病もありますが、「熱中症」は、その知識を身につけ少し工夫をすれば自分自身で未然に防ぐことができると思います。一方、状況によっては迅速な医療処置が必要であり、命にかかわることを知っていなければなりません。水泳の大会でも「熱中症」があるように、意外なところ、身近なところに「熱中症」は出没します。まずは、ひと涼みしよう!そして、スポーツに"熱中"しましょう!
実行委員は氏名の五十音順とする